皆さんこんばんは。
ヒデナリズムこと東秀也です。
今日はタイの重要性について書いていこうと思います。
タイの重要性
皆さんはタイという記号をご存じでしょうか?
こんなやつです。

簡単に言うと
音を伸ばす
という意味の記号ですが、音楽経験がある方には馴染みのある記号だと思います。
ドラムセットの太鼓類は「バン」「ドン」等というような短い音が出る楽器なので音を伸ばすという概念はありません。
そこに音を伸ばすという要素を足しているのがシンバル類です。
シンバルも叩いた後の余韻や残響と呼ばれる物が長く残っているだけなので正確には他の楽器の音を伸ばすとは少し違いますが、ここではシンバルは音が伸びているということにしておきます。
上に書いたようにドラムは他の楽器に比べて音を伸ばすという意識する箇所が少ない楽器です。
なのでこのタイの記号を適当に演奏してしまう方が非常に多いように感じます。
ドラムにはバンド全体のリズムをコントロールする役割があります。
そのドラムが音の長さを適当に演奏してしまうとどうなるでしょう?
他のパートと演奏がズレてしまい最悪の場合そこから曲が崩壊していきます。
ですのでしっかり練習してタイはしっかり演奏できるになっておきましょう。
タイに慣れる
レッスンをしていて思う事はタイという記号に苦手意識を持っている方が非常に多いという事です。
私もかつてはそういうタイプでしたが、苦手意識がある箇所ほど適当に演奏してしまいがちです。
まずはタイに過度な苦手意識を持たないように慣れていきましょう。
では実際にどういう事を練習していけば良いのか?
という話ですが
まずは
タイの音を伸ばさない!
です。
「いやいや、タイは音を伸ばす記号って言ったやん」
って思われますよね。
正確には
音を伸ばさず休符として捉える
という事です。
音の長さが理解できていない状態でタイを演奏しても適当になってしまいます。
なので休符を使って音の長さを感じやすいようにしてしまいます。
次の譜面を見てみましょう。

クラッシュシンバルの音符がタイで繋がっています。慣れている方であれば問題ないでしょうが演奏しにくいと感じる方もいるかと思います。
ではこのタイを休符に変えてみましょう。

このように3拍目のタイで音が伸びている箇所を休符に変換します。
実際に演奏する際は譜面の上に書いてあるように出来るだけカウントしながら叩くようにしましょう。
特に3拍目の頭の休符をしっかり意識するようにしましょう。
では次はこの譜面を見てみましょう。

こういった譜面も実際の演奏でよくある形です。
これも上の譜面と同じようにタイを休符に変えてみましょう。

このような形にしてみましょう。
これも上のリズムと同じように慣れるまではカウントしながら練習するようにしましょう。
シンバルを叩く回数が多くなるほど叩いた音の余韻に惑わされてしまってカウントが乱れてしまいがちです。
その際はシンバルにティッシュペーパー等をガムテープで貼り付けてしまうと余韻が消音されるのでカウントしやすくなるので上手くカウント出来ない方は試してみてください。
というようにタイに慣れるための練習法をすこし紹介させてもらいました。
タイに苦手意識を持っている方は多いと思いますが楽器を演奏する上で非常に重要なポイントなのでしっかり練習して慣れましょう。
では今日はここまで!!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!!
ドラムに関する質問やリクエスト等ありましたらお気軽にお問い合わせください。
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