皆さんこんばんは。
先日レッスン後に帰ろうとしたらスマホを忘れていることに気付き取りに戻ったらさっきまで持っていたパソコンを代わりに忘れてそのまま家に帰った
あわてんぼうのヒデナリズム
こと東秀也です。
最近レッスンの際に「ダウンアップ奏法ってどうやるんですか?」と尋ねられる事が増えたので今日はダウンアップ奏法について解説したいと思います。
ダウンアップ奏法とは?
さてダウンアップ奏法とは何か?
ある程度ドラムを続けている方は名前を聞いたことがという方も多いのではないでしょうか?
ダウンアップ奏法は手首の上下の動きを使って演奏する奏法です。
基本的にはハイハットを叩く際に使われるのが一般的です。
YouTubeなんかでも演奏方法の解説などが多く解説されています。
多くの情報が出回っているということはダブルストローク等と同じでそれだけ重要なテクニックということにもなります。
ダウンアップ奏法の必要性
ではなぜダウンアップ奏法が必要なのか?
ダウンアップ奏法を使うメリットは大きく分けて2種類あると私は思っています。
- ハイハットにアクセントが付けられる
- ハイハットを高速で叩けるようになる
の2つです。
まずは一つ目の「ハイハットにアクセントが付けられる」ですが
上手いドラマーと言われる人達はハイハット叩く際ただ叩くだけでなくその場面に合うよう強弱を付けながら叩いています。
その際音量差で強弱を付けることも可能ですが今回紹介するダウンアップ奏法等で強弱を付ける方がやりやすいわけです。
次に二つ目の「ハイハットが高速で叩けるようになる」ですが
BPMの速い8ビート等のリズムを叩く際右手をただ連打して叩いてしまうと疲れてしまいリズムがもたってしまったり聴き苦しくなってしまいがちですがダウンアップ奏法はダブルストロークと同じく一振りで二打鳴らすための動きになるので慣れれば速いBPMでも楽に叩けるようになります。
ダウンアップ奏法の動きとポイント
では実際の動きを見ていきましょう。
まずこ奏法の名前の「ダウンアップ」とは手首の動き方を指しています。
なので要は「手首を下げてから上げるという動き」という事です。
ちなみに反対の順番に動かす「アップダウン」という奏法もありますがこれはまた後日紹介したいと思います。
では1つ動画を貼ります。
このように手首を下げてスティックのショルダーの部分で一打叩いた後手首を引上げてスティックのチップ部分で2打目を叩きます。
1打目をショルダーで叩く事によりアクセントが付き2打目をチップで叩く事により弱い音になります。
この際「一振りで2打叩く」という動きになるように振り下ろして1打叩いた後戻る際にチップが当たって2打目が鳴るというイメージ持つようにしましょう。
また1打目と2打目の叩く位置がバラバラにならないように注意しましょう。
あくまで手首を上に引上げてくる縦の動きなので2打目のチップが当たる箇所は1打目と同じ直線上に当たるのが理想的です。
そして上の動画ではかなり極端に手首の上げ下げを行っています。
実際の演奏の際はここまで極端な動きはしませんがあえて初めは極端な動きにしてスティックのショルダーとチップの音の強弱を確認しながら練習する事をおすすめします。
手首の上下の動きに慣れてきたら次は手首の上下の動きの幅を小さくしていきましょう。
もう一つ動画を貼ります。
この動画のようにゆっくりから叩き始めて徐々に加速していくと良いと思います。
この際に手首の上下の動きの幅が広いままだと速く叩くことができないので「どれだけ手首を下げればショルダーが当たるか?」「どれだけ手首を上げればチップが当たるか?」というのを確認しながら練習しましょう。
また加速してテンポが上がっても音の強弱がしっかりつくよう意識しましょう。
ダウンアップ奏法を使った8ビート
では次は実際にダウンアップ奏法を使いながら8ビートを演奏してみましょう。
まずはこの楽譜を練習してみましょう。

慣れるまではバスドラムを入れずに手のみで演奏しましょう。
スネアドラムが入ることによってダウンアップの動きが雑になったり一定の動きでなくなりダウンとアップが反対になってしまったりするのでダウンアップの動きを意識しながら練習しましょう。
では次はこの譜面を練習してみましょう。

次はそこにバスドラムを加えていきます。
バスドラムが加わるとよりダウンアップの動きが崩れやすくなります。
特に裏拍のアップの箇所とバスドラムはずれやすいので揃えるよう意識して練習しましょう。
次はこの譜面を練習してみましょう。

上のリズムより裏拍のバスドラムが増えたものです。
注意点は上の譜面と同じくバスドラムと手のアップの箇所がきっちり揃うよう意識して練習しましょう。
ダウンアップ奏法は難しいテクニックなので実際の演奏で使用できるレベルにするには練習が必要です。
しっかりした形が出来ていない状態でテンポを上げても出来るようにはなりません。
ゆっくりしたテンポから初めて少しずつテンポを上げていくようにしましょう。
出来るようになるとプレイの幅が大幅に広がるので上手になりたいという方は是非頑張って習得しましょう。
では今日はここまで!!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!!
ドラムに関する質問やリクエスト等ありましたらお気軽にお問い合わせください。
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