皆さんこんばんは。
先日散髪後にレッスンに行ったら誰にも気付かれず何事もなくレッスンを終えた
ヒデナリズムこと東秀也です。
散髪あるある!!
今日は前回に引き続きダブルキックについて解説していきます。
ダブルキックの練習の前に
前回はバスドラムを速く踏むためにはバスドラムを踏んだ後の反動(リバウンド)を上手く利用する必要があるという話をしました。
前回の記事をまだ見てもらっていない方は先にそちらをご覧下さい。
また自身の踏み方に合ったフットペダルの選び方も重要なポイントになります。
それだけでダブルキックが踏めるようになるわけではわけではありませんがペダルを変えることによって出来なかったフレーズが出来るようになることもあります。
私のおすすめのペダルを下の記事で紹介しているのでもし良かったら参考にしてみてください。
では今回は前回解説したことを応用したバスドラムのダブルキックの踏み方について解説していきたいと思います。
ダブルキックとはその名の通りバスドラムを連打する事を言いますがある程度速いテンポで連打する事を差します。
ダブルキックは気合いや根性で演奏する事も出来きます。
実際に私も二十代前半頃までは気合いで踏んでました。笑
ただそういった筋力を使った演奏の仕方だと力が入りすぎてすぐに疲れてしまったり、力のわりに音量が出ないものです。
ダブルキックに必要なものは筋力ではなく柔軟性です。
筋力で演奏するわけではないので女性の方でもコツさえ掴めば出来るようになるので是非習得しましょう。
バスドラムを速く連打するための奏法と言われているものには色々な種類があります。
その中から普段の自分の踏み方に近いものを選んでもらうと良いと思います。
私は3種類ほどしか出来ないので今日はその3種類について解説していきたいと思います。
アンクルショット奏法
まず最初に解説していくのがアンクルショット(アンクルモーション)という奏法です。
分かりやすく言うと足首を柔らかく使って連打する奏法です。
実際に演奏してみるとこんな感じです。
この奏法のメリットは普段バスドラムを踏んでいる動きに近い動きなので動きを理解しやすく均等な音での連打がしやすいところです。
またゆっくりなテンポからある程度の速いテンポまでこの動きのみで踏む事ができるバランスの良い踏み方です。(世の中にはこの踏み方を使って恐ろしい速さでバスドラムを演奏する人もいるので練習すればかなりのテンポまでいけます)。
デメリットは足首を柔らかく使わないといけないので足首を柔らかく動かせるようになるまで練習を続けなくてはいけないので習得にそれなりの時間がかかります。
そしてテンポが上がればそれに伴い音量が小さくなってしまいがちです。
やり方は足首の力を抜いて一打目を鳴らした後その反動を使って二打目を鳴らすといういたってシンプルなものです。
この奏法はどれだけ足首を柔らかく使えるかで演奏できる速さが変わってきます。
演奏する際のポイントはあくまで動きの中心は足首で他の箇所はそれに連動し動いているというイメージを持っておくことです。
そうすることによって必要最低限の動きでペダルを踏むことが出来ます。
また注意点としては踏んだ直後に足首に力を入れて固めてしまわないようにしましょう。
足首を固めてしまうと二打目を上手く踏めなくなってしまいます。
それと出来るだけペダルのフットボードから足全体が離れてしまわないようにも注意しましょう。
足が離れてしまうとペダルのコントロールがしにくくなるのとタイムロスが生まれてしまい二打目を素早く踏めなくなってしまいます。
ですので親指の母趾球付近が離れないよう意識して練習するようにしましょう。
アップダウン奏法
次に紹介するのがアップダウン奏法です。
以前にハイハットを使ったダウンアップ奏法というものを解説しましたが基本的な発想は同じです。
実際に演奏してみるとこんな感じです。
この奏法のメリットは慣れると一回の足の動作で二打音を出せるようになるので疲れにくくかなり速いテンポでバスドラムを踏む事ができます。
デメリットはゆっくりなテンポではコントロールしにくくなります。
また慣れていないうちは基本的な動きを自然に出来るようになるのに練習が必要になります。
ではやり方ですが一打目をかかとを上げた状態で踏み二打目を足全体を使って踏みます。
二打目を踏む際一打目の後にかかとを落とすだけの動きのようにも見えますがそれだけでは二打目の音は出ません。
二打目は足の裏全体を真下に落とすようなイメージで踏むと音が出ると思います。
演奏する際のポイントはアンクルの時と同じで一打目を踏んだ直後に力を入れて足首を固めてしまわないことです。
力が入ってしまっているとビーターが戻ってこないので2打目の音が出ません。
ですので力を抜きビーターを少しでも戻してから足全体の重みで二打目を踏みましょう。
またこれもアンクルと同じですが力を抜かないといけないからとフットボードから足が離れてしまわないように親指の拇趾級あたりは付けておくよう意識して練習しましょう。
スライド奏法
次に紹介するのがスライド奏法です。
その名の通りペダルのフットボードの上をスライドさせて二打鳴らすという奏法です。
実際に演奏するとこんな感じです。
この奏法のメリットは踏む位置を上手く調整する事が出来れば三、四打ぐらいの連打は可能になります。
デメリットはペダルのフットボードの踏む位置が一打目と二打目で違うので音量にばらつきが出やすくなります。
また今回紹介した3種類の踏み方の中で一番ペダルのフットボードの長さや形状等キックペダルの個体差の影響を受けます。
やり方はフットボードの真ん中から少し後ろで一打目を踏んだ後前方に足をスライドさせて二打目を踏みます。
演奏する際のポイントはスライドさせるからといって一打目を踏んだ後に力を入れたまま前方に押し込むようにしないことです。
上の2種類の踏み方と同様一打目を踏んだ後足首を固めてしまわないことが重要です。
力を入れて前にスライドさせるのではなく力を抜いた状態で一打目の勢いを利用し前方に足をスライドさせましょう。
これも上の2種類と同じですが拇趾球辺りはフットボードから離さないように意識させながらスライドさせるようにしましょう。
そうする事でコントロールしやすくなります。
最後に
今回は3種類の踏み方を解説させてもらいましたがどの踏み方も脱力するという点は同じなのでそこはしっかり意識しておきましょう。
またどの踏み方を選んだとしてもすぐに速いテンポで踏めるわけではありません。
しっかり練習してはじめて速いテンポで演奏できるようになるので自分に合った踏み方が見つかれば後はしっかり練習して自分の物にしましょう。
今回は3種類のみ解説しましたがまだこの他にもいくつか踏み方が存在します。
もし気になる方は調べてみて下さい。
では今日はここまで!!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!!
ドラムに関する質問等ありましたらお気軽にご連絡下さい。
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