皆さんこんばんは。
ヒデナリズムこと東秀也です。
先日のレッスンの際に「先生ダブルストロークの続きはいつ書いてくれるんですか?」
と言われて「もうすぐ書こうと思ってたんです。」と言いながら
心の中では
「ダブルストロークの基礎的な事しか解説していない!」
という事に気がつきましたので今日はダブルストロークを実践的に使っていくための解説をしていきたいと思います。
ダブルストロークを使ったリズムパターン
では今日はダブルストロークを実際のリズムパターンの中に取り入れていきましょう。
「ダブルストロークとは何だ?」
という方はこちらを先にご覧ください。
ではこの楽譜を演奏してみましょう。

4拍目にある( )の中に書かれている箇所がダブルストロークで演奏する箇所です。
この()は以前にも少し触れた事があるのですがゴーストノートと呼ばれるテクニックで「このかっこ内の音は出来るだけ小さく演奏しましょう。」
という意味になります。
ですのでこの譜面の場合はダブルストロークを小さい音量で演奏しなければいけません。
このようにダブルストロークをゴーストノートにして小さな音量でリズムの中に取り入れるというリズムは非常に多くの場面で演奏されているメジャーなリズムパターンなので是非マスターしておきましょう。
まず最初のポイントは4拍目のスネアドラムを叩いた後は左手の力を抜いておくことです。
2、4拍目のスネアドラムは通常の音量で演奏する際左手を強く握りこんでしまっていませんか?
この時柔らかくスティックが持てていれば問題はありませんが握りこんでしまったままだと次のダブルストロークを叩く際にうまくリバウンドさせられずスティックを打面に押し付ける形になってしまい上手に叩く事は出来ません。
ですので4拍目のスネアドラムを叩き終わった後はスムーズにダブルストロークに入れるようにスティックを握り込まないよう注意しておきましょう。
次のポイントは音量です。
ゴーストノートで叩くという事なので音量は出来るだけ小さいことが好ましいのですがダブルストロークの音量を下げると1打目の跳ね返りが弱くなるので2打目を叩くのが難しくなります。
ですので最初からゴーストノートとして練習するのではなく最初は2、4拍目のスネアドラムとダブルストロークを同じ音量で練習するようにしましょう。
そしてその状態で完璧に演奏出来るようになったらダブルストロークの音量を下げるように意識して練習するようにしましょう。
次はこの楽譜を演奏してみましょう。

この楽譜も先程と同じようにダブルストロークをゴーストノートとして取り入れているリズムパターンですがリズムがシェイクビートになっています。
注意すべきポイントは上のリズムパターンと同じですがシェイクビートの場合スネアドラムの入っている数が多いので握り具合のコントロールがより難しくなります。
練習の方法も上のリズムと同じでまずは音量差をつけずに練習した後余裕を持って演奏出来るようになってから左手のダブルストロークの部分の音量を下げるようにしましょう。
次はこの楽譜を演奏してみましょう。

このリズムでは4拍目のハイハットをダブルストロークで演奏します。
ハイハットでのダブルストロークは左手でハイハットを叩く際の動きに注意しましょう。
左手でハイハットを叩く際は右手と違う角度で叩いてしまって右手と左手の音やタイミングが均等にならないという事が多いのでまずはハイハットでダブルストロークを均等に演奏出来るように練習しましょう。
次はこの楽譜を演奏してみましょう。

次はシェイクビートでのダブルストロークとハイハットでのダブルストロークを合わせたリズムパターンです。
ポイントは上の各リズムパターンの所で説明しているものと同じですね。
最初は出来るだけゆっくりなテンポから始めて徐々にテンポを上げていくようにしましょう。
という事で今回は4つの基本的なダブルストロークを使ったリズムパターンを紹介しましたが今回はあくまで基本的な物でダブルストロークは発想次第でもっと多くのリズムで使う事が出来ますのでしっかり練習して習得しておくようにしましょう。
では今日はここまで!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
ドラムに関する質問等がありましたらお気軽にご連絡下さい。
コメント