皆さんこんばんは。
最近マスクをずっと着用したままレッスンをしているので声が枯れることが多くついにダンディ路線への転向が噂される
ヒデナリズムこと東秀也です。
どうもヒデナリズムです(渋い声)とか言っちゃう時が来るとか来ないとか!
このブログではドラムのテクニックや練習法等を出来るだけ分かりやすく解説していきます。
さて今日はリクエストをいただいたのでツインペダルについて解説していきたいと思います。
ツインペダルとは?
皆さんはツインペダルという名前を耳にしたことはあるでしょうか?
聞いたことがある人も多いでしょう。
ツインペダルとはこういう物です。

このようにキックペダル2つ、ビーターが2つ付いておりその2つのペダルをシャフトで繋いでいるものをツインペダルと呼びます。
右側のペダルを踏めば右側のビーターが左のペダルを踏めば左側のビーターが動き、それによりバスドラムを両足で踏むことができます。
両足でバスドラムを連打することができるようになるので速いテンポでバスドラムを踏む事ができるようになったり片足ではプレイするのが難しいフレーズを演奏できるというわけです。
テンポが速い曲であったりリズムが複雑な曲で使用される事が多いので一昔前までは一部のジャンルでしか使用している人をあまり見かけませんでしたが最近では色々なジャンルで使われており以前より多くの人がドラムセットの中に組み込むようになりました。
ただそれでも縁がなく一生使用しない人も多くいると思います笑。
ですので興味があるという人のみ読んでいってもらうと良いと思います。
ツインペダルのセッティング
ではツインペダルの踏み方の話に移っていきますがまず最初のポイントはペダルを踏む際の姿勢です。
ツインペダルは両足をフルに使うので腰や股関節等に負荷がかかりやすくなります。
ですのでしっかりした姿勢で演奏し腰等への負担を軽減する事が非常に重要です。
またしっかり姿勢を意識しながら演奏することにより、安定感のある演奏が出来るようになるので姿勢を常に意識するようにしましょう。
まずペダルのセッティング位置ですが左右のベダルに足を乗せた際両足の足首の位置が膝より内側に入らないよう注意して下さい。
ペダルと足の位置に関しては以前の記事に解説が載っているのでそちらをご覧下さい。
ツインペダルをセッティングする際ハイハットを手前に置きすぎるとツインペダルの左側のペダルが近くなってしまい踏みづらくなってしまう事があるので左足の位置も足首が膝より内側に入らないよう注意しましょう。
これぐらいの距離が良いと思います。


上から見るとこんな感じです。

セッティングが決まったら実際にペダルを踏んでいきましょう。
ツインペダルの踏み方と練習法
練習に入る前に重要なポイントがいくつかあります。
まずツインペダルはもはやスポーツです!!
ですので頑張って練習をしたからといってその日にすぐに成果が出るものではありません。
長いスパンで練習を続けて始めて成果が出てきます。
ツインペダルを練習する際はそこをしっかり理解した上で練習するようにしましょう。
そしてツインペダルを演奏する際にもう1つ注意しておいてもらいたいのが重心の位置です。
ツインペダルを演奏すると両方の足を目まぐるしく動かすことになります。
その際に重心が体のどこかに傾いているとバランスを崩してしまい演奏も崩れてしまいます。
そうならないためにおへその下にあるみぞおちや丹田といわれるところで体を支えるように意識しましょう。
そうすることにより上半身が安定し下半身が楽に動かせるようになりますし上に書いたような体への負担を軽減することができます。
それではまずはこの譜面を演奏してみましょう。

両足を右足から交互に踏んで16分音符を演奏します。
この際の重要なポイントは両足の音量とタイミングを均等にする事です。
右足はいつもバスドラムを踏んでいるので問題ないと思いますが左足はバスドラムを踏む際に音量がさがってしまったり踏む際のタイミングが遅れてしまいがちなのでしっかり踏み込むように意識しましょう。
そして演奏する際はメトロノームを使って練習するようにしましょう。
メトロノームを使うことによって自分の現状の限界のテンポを知ることができますがより速く演奏していけるようになっていくために今の自分の演奏できる限界のBPMは知っておきましょう。
実際にやってみるとこんな感じです。
このフレーズを演奏して特に問題なく左右の足の音が均等に鳴らす事が出来れば問題ありませんがもし左右が均等に踏めない方は次の練習をやってみましょう。
左足を強化する練習
上で紹介したように16分音符の連打を演奏した際に音が揃わない場合大抵左足が遅れたり音量が小さくなってしまっていることが原因のことが多いです。
均等な音でツインペダルを演奏するためにはその部分を改善する必要があります。
ではまずはこの楽譜のように左足だけで8分音符を踏みましょう。

演奏する際は必ずメトロノームを使い音量が均等になるように気をつけましょう。
それと左足はバスドラムを踏むたびにフットボードから足が離れてしまいがちです。
できるだけ母指球付近はフットボードから離れないように気をつけましょう。
実際にやってみるとこんな感じです。
そしてある程度速いテンポで踏めるようになってきたら次に紹介する楽譜のように間に右足を足して8分音符と16分を切り替えるチェンジアップの形にしてみましょう。

実際にやってみるとこんな感じです。
慣れるまでは左足でスタートさせるのにかなり違和感があるので上手く出来ないとは思いますがやり続ければ徐々に左足が思いどおりに動くようになっていきますのでじっくり練習して下さい。
この練習をした後に最初に紹介した16分音符の連打をやってみましょう。
左足がしっかり踏み込めるようになれば出来るようになっていくので出来るようになるまで繰り返しましょう。
そこまでできるようになれば次の練習をやってみましょう。
手を加えた練習
次はいよいよこの楽譜のように16分音符の足の連打に手を加えていきましょう。

ツインペダルを演奏する際は足の音符が細かくなるので手と足のタイミングがかなりずれやすくなります。
自分ではタイミングが合っているつもりでも実際は少しずれているというような事もよくあるので「手足がどこで揃うのか?」というのをしっかり意識しながら練習するようにしましょう。
またこの練習も他の練習と同じでゆっくりから始めるようにしましょう。
まず一番重要なポイントはタイミングを合わせる事だと私は思っています。
タイミングが揃っていない状態で無理にテンポを上げてしまうと手足のずれが大きくなりやすくなります。
テンポはタイミングが合うようになるとすぐに上げていけるようになるので焦らず丁寧に練習するようにしましょう。
それが出来るようになったら次はこの楽譜を演奏してみましょう。

今までと変わらず足は16分音符の連打で手の動きのみ変化させていく練習です。
他のリズムでも同じですがリズムを切り替える際はテンポが速くなったり遅くなったりするなどリズムが不安定になりやすくなりますがツインペダルを使用している際は更にリズムが不安定になりがちです。
上で説明したように下半身を安定させるためにみぞおちや丹田付近で体を支えるよう意識しながら練習しましょう。
というようにいくつかリズムや練習法を解説させていただきましたがツインペダルを利用したリズムやフレーズはまだまだあります。
ただ上にも書いたように簡単に出来るテクニックではありません。
まずはここに書いたことをしっかり理解し出来るようになってから次に進みましょう。
では今日はここまで!!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!!
ドラムに関する質問やリクエスト等ありましたらお気軽にお問い合わせください。
コメント
この練習方法で(左足強化)だいぶ左右の足が揃うようになってきました!
このブログに出会えて良かった♥本当にありがとうございました!
コメントが来ていた事に気がつかず返信が遅れてしまいました。
申し訳ありません。
コメントありがとうございます。
そう言っていただけて本当に嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします。