皆さんこんばんは。
先日自転車で走っていると後ろからすごい勢いで追いついてきた自転車のおじさんに自転車に乗りながら「お兄さん、駅ってどっち?」
と聞かれ、元々道を聞かれる才能を備えていたが、ついに歩いている時以外でも道を尋ねられるレベルに到達したということを実感した
ヒデナリズムこと東秀也です。
今回はパラディドルについて解説していきたいと思います。
パラディドルの種類とやり方
皆さんはパラディドルというテクニックをご存知でしょうか?
聞いた事がないという方も多いかもしれませんね。
パラディドルとは数多くあるルーディメンツ(スネアドラムを使った基礎奏法)の中の1つです。
「パラ」2つの音符を左右交互に叩き「ディドル」は同じ手で2つの音符を叩くという意味なのですが、わかりやすくいうとシングルストロークとダブルストロークを組み合わせて1つのフレーズを作るという事です。
ではそのパラディドルが出来るとどうなるのか?
例えばフィルインの際は基本的に利き手で叩き出しその後手を交互に使って演奏する事が多いですよね。
ただ左右の手をを交互に動かす動きでタム類などを叩くと複雑に手を交差させる等のやりづらい動きが出てきます。
そこでパラディドルを使う事で両手を交互に動かす動きでは大変なフレーズも効率的に演奏出来るようになります。
では実際にパラディドルの練習に入りますが前回に説明したダブルストロークが出来ているという事が前提になるのでしっかりマスターしておきましょう。
ダブルストロークに関してはこちらをご覧ください。
4種類のシングルパラディドル
パラディドルは正式名称をシングルパラディドルと言います。
ただ長いのでパラディドルと略しますがそれで通じるので大丈夫ですけどね。
シングルパラディドルには手順の組み合わせ方の違うフレーズが4種類あります。
まずはその4種類の叩き分けれるよう覚えてしまいましょう。
スタンダード(ストレート)
まずはスタンダードやストレート等と呼ばれる手順です。

リバース
次はリバースと呼ばれる手順です。

インワード(インバーテッド)
次はインワードやインバーテッドと呼ばれる手順です。

ディレイド
次はディレイドと呼ばれる手順です。

このようにシングルパラディドルには4種類の手順が存在します。
まずはこの4種類の手順を練習しましょう。
練習する際のポイントは音の粒を均等にすることです。
パラディドルは上でも説明したようにシングルストロークとダブルストロークの組み合わせで作られています。
ですのでシングルストロークとダブルストロークを切り替える際のタイミングと音の粒が揃いにくくなるので均等に叩けるように意識しながら練習しましょう。
また音量も同じです。パラディドルを既に知っている方はパラディドルにはアクセントを付けるものだと思っている方がいるかもしれませんが、しっかりコントロール出来るようにするためにもまずは均等な音量で叩けるようにしておく事が重要です。
パラディドルにアクセントを加える
4種類のパラディドルの手順を覚えて叩けるようになったら次はそこにアクセントを加えていきましょう。
パラディドルは実践的に使用する際にアクセントを付けて使われることも多いです。
ただ、均等な音量で叩けるようになってからアクセントをつけることでより実践的な使い方ができるようになるのでまずは均等な音量で叩けるように練習してからアクセントをつけるようにしましょう。
スタンダード(ストレート)

リバース

インワード(インバーテッド)

ディレイド

というように各手順毎にアクセントの位置が変わります。
まずは各アクセントの位置をしっかり覚えましょう。
練習する際のポイントはアクセント以外の音を大きく叩き過ぎない事です。
譜面にアクセントが付くとアクセントを強調する事に意識が行きがちですが反対にアクセント以外の音を小さくするよう意識する事でにアクセントの部分を強く叩かなくてもアクセントの部分がしっかり強調されて聴こえます。
この4種類が叩けるようになれば次は実際に演奏の中でパラディドルを使っていきますがそれはまた次回に解説したいと思います。
では今日はここまで!
最後まで読んで下さってありがとうございます。
ドラムに関する質問やリクエスト等ありましたらお気軽にお問い合わせください。
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