皆さんこんばんは。
先日エスカレーターに乗っていたら後ろの方から「このお店ってどこにあるかわかりますか?」
と声をかけられ
ついに背中で語れる男になった
と感じた
ヒデナリズムこと東秀也です。
今日はパラディドルを応用したフィルインについて解説したいと思います。
パラディドルを応用したフィルイン
前回はパラディドルを使ったリズムパターンをいくつか紹介しました。
今回はパラディドルを使用したフィルインをいくつか紹介したいと思います。
フィルインは基本的にオルタネートスティッキング(両手で交互に叩く叩き方、正確にはナチュラルスティッキングと言います)で叩いていますが、パラディドルを使用する事によりオルタネートでは演奏出来ないようなフレーズを演奏する事が出来るようになり演奏の自由度が格段に上がります。
この自由度はドラムをプレイするうえで非常に重要なポイントです。
「いつも同じようなフィルインを叩いてしまう」「格好良くフィルインを叩きたい」というような方は是非習得しましょう。
2拍のフィルイン
ではまずこの楽譜を演奏してみましょう。

これは以前のパラディドルで説明したストレートのパラディドルをスネアドラムとタム類に移行したフレーズです。
パラディドルの基本についてはこちらに書いていますのでまだの方はこちらからご覧下さい。
右手はタム類を上からに下に移動していき左手はスネアドラムのみを叩きます。
演奏する際のポイントは左手の音量です。
右手のタム類にアクセントが付いていますがそこを強調して演奏するよりもまずは左手の音量を出来るだけ小さい音量で演奏するよう意識しましょう。
左手のスネアドラムの音量が大きくなってしまうと落ち着きのない演奏に聴こえてしまうのでしっかりメリハリを付けるよう注意しましょう。
スネアドラムの音量が小さくなれば必要以上にアクセントを付けなくてもしっかりメリハリのついた演奏ができます。
では次はこの楽譜を演奏してみましょう。

これはインワードパラディドルを上の楽譜と同じようにスネアドラムとタム類に移行したものです。
注意点も上の楽譜と同じでスネアドラムとタム類の音量差をしっかりつけるように意識しましょう。
1小節のフィルイン
では次はパラディドルを1小節のフィルインに応用してみましょう。
ではこの楽譜を演奏してみましょう。

インワード、リバース、ストレートのパラディドルを組み合わせたフレーズです。
このように複数のパラディドルを組み合わせる事によってプレイの幅が広がります。
ただこのようにパラディドルを応用するためには各パラディドルの手順を把握しておく必要があります。
どのパラディドルが出てきても迷わず演奏できるようにしておきましょう。
演奏する際のポイントは上のフレーズと同じようにスネアドラムとタム類の音量差をしっかりつけるように意識しましょう。
また各パラディドルを切り替える際にリズムが乱れやすくなるのでスムーズに切り替えれるように練習しましょう。
それとパラディドルを応用するフレーズの多くにはこのフレーズのように左手スタートのパラディドルが使われる事が多くあります。
そういったフレーズが出てきても大丈夫なように左右どちらの手で始めても同じように叩けるようにしておきましょう。
では次はこの楽譜を演奏してみましょう。

次はディレイド、ストレート、インワード、リバースを組み合わせたフィルインです。
演奏する際のポイントは上のフレーズと同じです。
次はこの楽譜を演奏してみましょう。

ストレート、ディレイド、ストレートの組み合わせたフィルインです。
3拍目のストレートにハイハットが入っているのが特徴です。
このようにパラディドルの中にはハイハットやライドシンバルを組み込む応用パターンもあります。
演奏する際のポイントはハイハットとバスドラムのタイミングをしっかり合わせることです。
手順が複雑になると手に意識がいくのでバスドラムのタイミングがずれやすくなります。
ですので右手と右足のタイミングをしっかり揃えるように注意しましょう。
完成形のフレーズではハイハットが空いていますがまずはハイハットは閉めた状態で練習して余裕が出てからハイハットを開けるようにしましょう。
ということで今回はいくつかのパラディドルを応用したフィルインを紹介しました。
今回紹介したフィルインは比較的似たパラディドルの使い方をしたものばかりでパラディドルは発想次第でもっと色々なフレーズを演奏する事ができます。
皆さんも是非色々な使い方を考えてみて下さい。
では今日はここまで!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!!
ドラムに関する質問やリクエスト等ありましたらお気軽にお問い合わせください。
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